「蛇口回帰」について

蛇口回帰推進計画

蛇口回帰推進計画

東京都水道局は、平成19年~21年度に「蛇口回帰推進計画」を策定しています。蛇口回帰推進計画のコンセプトとしては、水道水に対する不安や不満を解消し、ひとりでも多くの方々に、直接、蛇口から飲めるようにしていくことです。

蛇口回帰推進計画は、蛇口から直接水を飲むという水道文化を継承していくことを目的としています。具体的な施策としては、高度浄水処理の導入や直結給水化の普及が挙げられます。これ以外にも、貯水槽水道の適正管理、並びに、残留塩素の低減化などの水質管理が進められています。

高度浄水処理の方法

ちなみに、高度浄水処理にはそれぞれ、活性炭の吸着作用と活性炭に繁殖する微生物の分解作用を併用して、分解された物質を処理するという「生物活性炭吸着処理」と従来の浄水処理ではなかなか取り除けなかったトリハロメタンの元となる物質やカビ臭の原因となる物質などを、強力なオゾンの酸化力で分解する「オゾン処理」があります。

これらの処理によって、おいしくて安全な水が届けられるようになっています。また、平成25年末までに、利根川及び荒川水系のすべての浄水場が高度浄水処理水になっているようです。

蛇口回帰のためのさまざまな活動

蛇口回帰の一環として、各営業所で行われる「地域密着型イベント」を通じて、地域の皆様にお役に立つ情報を提供したり、「水道親子サポーター」では、都の水道を利用する家庭から小学生とその保護者を対象にサポーターを募集して、「水道キャラバン」「学校フレッシュ水道」などの活動を通じて、次世代を見据えた施策を行なっています。

「水道キャラバン」とは、都内各地の小学校などで生徒に対して、寸劇や映像、実験などを取り入れ出前授業を行ない、水道の仕組みや水の安全性と水道水に対する理解を深めてもらいます。さらに、「学校フレッシュ水道」は、「公立小学校の水飲栓直結給水化モデル事業」のことを指しますが、公立学校の水飲栓の水道管を、貯水タンク経由から直結に切り替えて、フレッシュな水を飲んでもらえるようにしていきます。

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