「直結給水」のメリット

直結給水のさまざまなメリット

「直結給水」のメリットとしては、貯水槽がないため、定期点検・清掃という維持管理の経費が不要になることと、ビル・マンションにおいて長期修繕計画で貯水槽の更新をしなくてよくなり、修繕積立金の削減が見込めます。

また、貯水槽があったスペースを駐輪場や物置にするなどして、有効活用できるようになります。そして、大きなタンクが消えるので、建物の外観が綺麗になります。さらに、ビルやマンションによっては、水道本管の水圧のままで各階に水を送ることができるので、電気代が安くなり経済的です。

直結給水方式では、水道本管から直接、水を給水できるため、貯水槽に水を溜めていたときと比べて、水質も改善されて衛生的な水が利用できるようになり、安心です。

直結給水の仕組みと種類

一般的に、直結給水方式とは、直結給水方式は多くの自治体の水道局が推奨している給水方式で、水道管の圧力のみでビルやマンションの各階に給水を行う方式を指します。

直結給水の種類は、水道の水を貯水槽に貯めておいて給水するのではなく、水道本管自体の水圧を使って、直接に各家庭の蛇口に給水する方式の「直結直圧方式」と配水管の圧力のみで高層階への給水が不十分な場合にに、ポンプで増圧(加圧)して、各家庭に給水という「直結増圧(加圧)方式」があります。

前者の直結給水方式は、三階建までの建物までに給水が可能となります。ちなみに、東京都では、建物の4階以上に給水栓を設置する場合は、「増圧直結給水方式」を選択することになります。

直結給水が推奨される理由

直結給水方式への移行が進められている背景は水質の問題です。貯水槽の有効容量10立方メートルを超える建物(20世帯以上のマンションに相当する建物)は、定期的に貯水槽内部を清掃するなどの貯水槽の管理方法が法律で義務づけられているので、水質に問題はありません。ところが、10立方メートル以下の貯水槽(全体の9割を占める)には、県や市の条例によって管理と点検が義務付けられているのみで、法による規制がないため、適正な水質管理が充分にできないというところもあるようです。

これらをふまえて、新築物件のみならず、既存の貯水槽を利用している物件も、経費と手間がかかる貯水槽水道方式から、経費や手間のかからない直結給水方式に切り替えることを推進しています。直結給水方式は、5年後、10年後という長期的スパンでみると経済的メリットはかなり大きいといえます。

直結給水のことなら、オオサキまでお問い合わせください。

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